男性育休×自治体窓口 育休の過ごし方がわからないときに
男性育休が取りやすくなるように、全国的な動きがあります。産前から、育休の過ごし方をご夫婦で話し合っておけると産後の備えに。相談窓口も知っておきたい方に、地元の山口県山口市の情報を主に紹介していきます。
山口県「男性県職員の育休、25年度までに取得率100%に」
2024年2月6日の中国新聞デジタルに、「男性県職員の育休、25年度までに取得率100%に 最下位の山口県が維新的目標」というタイトルの記事がありました。一部抜粋しますと、
“(山口)県は21年度、6歳未満の子どもを持つ夫の家事・育児関連時間で全国ワースト2位。県庁の男性職員の1ヵ月を超える育児休業取得率は2.3%で、都道府県庁で最下位だった。”
“村岡嗣政知事は「男性は仕事、女性は家庭という意識を持つ男性の割合が高い」とした上で「男性の育休取得が当たり前という文化をつくっていかなければいけない。県庁が率先し、一気に転換する」と本気度をアピール。”
県内の各市町にも、足並みを揃えた取り組みを働きかけ、「やまぐち“とも×いく”ポータルサイト」で関連情報を見ることができます。
全国的にも取得率公表義務拡大の一方で…
全国の動きでは、すでに2023年4月から、従業員1001人以上の企業には、男性育休取得率の公表が義務付けられています。
そして今年3月には、この公表義務が従業員300超の企業へ引き下げることが閣議決定されたそうです。
このように、男性育休の取得率向上は、全国的にも急務とされていますが、「取ることはできるけど、育休中に何をしたらいいかわからない…」という男性の正直な声も聞こえています。そうなると、女性側からは「負担が減らない…」という声があがるのも無理ないですね。
そのため、職場で取得後の過ごし方もわかれば、なお良いのですが、まだそこまでいき届いている企業は多くありあません。
出産前からこれからの生活について、ご夫婦で話し合えていると、産後の心の持ちようが違います。
産前に二人で考えていこうとする意識が芽生えているだけで、産後の生活が思っていたものと違っていても、心の負担を分かち合うことができます。
しかし、初めての出産にあたっては「何を話し合ったらいいのかすらわからない」ものですから、やはり、オブザーバーがいてくれるとスムーズですね。
もしものときの相談窓口を知っておくことは、こころの備えに
山口市の場合では、妊娠・出産・子育での相談をワンストップでサポートするため、「山口市こども家庭センター」が開設されています。
また、子育てが、家族の誰かの介護との両立になりそうというような悩みには、「やまぐち まちの福祉相談室(ふくまる相談室)」という選択肢もあります。
お住まいの自治体でも、こういった窓口が設けられているか調べてみて、多いに活用されてはいかがでしょうか。
家庭内の悩みは、ひとに話しづらく、だんだんと自分を追い込みがちになり、心身の不調につながります。
それに、「相談をしたらいい」といっても、いざ当事者になると勇気がでません。産前のゆとりのあるうちにサポート窓口を活用して、つながりを作っておくと安心ですね。
愛着形成から、おとなも赤ちゃんも健やかに
ウフドポンヌフでは、アタッチメント・ベビーマッサージ・インストラクターとして、「愛着形成の大切さ」をもっと知っていただければと思い、「アタッチメント(愛着)・ガイド」のレッスンを加えることにしました。
赤ちゃんは、まず接してくれるおとなの表情や声、しぐさから、社会性を司る脳の領域を発達させていきます。
ベビーマッサージを習慣化することは、親御さんらと赤ちゃんが笑顔で向き合う時間が増えるため、この社会性への発達にもはたらきかけます。そして、赤ちゃんは、自分が最初に関わる‘社会(家庭)’が、安心感のある場だと覚えるようになるのです。
もちろん、赤ちゃんが笑顔で応じてくれる時間は、親子のコミュニケーションを深め、親御さんも安心して赤ちゃんに向き合えるようになります。
また、アタッチメント(愛着)形成について知ることは、これからの子育てに向けて大きな意味がありますが、親御さんご自身の振り返りにも役立つことがあります。
詳しくは、改めてお知らせしますので、お待ちいただけますと幸いです。